ビーコン設定でWi-FiのPing値と検出率を最適化

まとめ

通信速度を改善する方法を紹介しているサイトは多く、
調べればたくさん情報が見つかります。

当サイトでも通信環境の最適化について取り上げる予定ですが、
どこも紹介していないような方法を紹介したいので、
今回はルーターのビーコン間隔の変更についてご紹介していきます。

ビーコン間隔

ルーターはアクセスポイントの情報(SSID)の存在を検知してもらう為に
ビーコンを定期的に飛ばしています。
このビーコンを飛ばす処理を調整してみよう!

検出速度を上げる

Wi-Fiを接続しようとアクセスポイントを見ても一覧に表示されるのが遅い。
ビーコン間隔下げるとこの検出速度を上げることが可能です。

通信効率を上げる

いつ新しい接続がくるかわからないので、
通信最中も常にビーコンを飛ばし続ける必要があります。
ただし、ビーコンを飛ばす処理をしている最中、若干通信効率が下がってしまいます。
ビーコン間隔を上げることで、通信効率のアップが期待できます。

効果

ビーコン値を上げる。

Ping値や速度の改善に繋がります。
速度は変動が激しく効果があったのかわかりませんでしたが、
Ping値は実際に設定に比例して変動しました。

ビーコン値を下げる

ビーコン間隔を下げるほど検出速度があがります。
ビーコン間隔を開けるほど検出に時間がかかりました。

設定方法

基本的にどのルーターでもビーコン間隔の設定は変更できますが、
設定が変更できないルーターもあります。

今回はNURO光の標準ルーターの1つ、
HG8045Qを例に解説

①ルーターの設定画面にアクセスする。
「ルーターの型番+設定画面」で検索すると見つかるはずです。
HG8045Qの場合は、ブラウザから「192.168.1.1/」にアクセス

②IDとパスワードでログイン
(初期 IDとパスワードはルーター裏面に表記があるか「Admin」

WLANネットワーク設定
ルーターにより場所が異なります。
2.4Ghz、5Ghz別々でビーコン間隔が設定できる機種もあります。

④ビーコン間隔の変更
検出速度重視の場合は値を下げる。効率重視の場合は値を上げる。

最後に

サーバーとのタイムラグ(Ping)を重視する場合や、
Wi-Fi検出効率を重視する場合と、
使い方によってビーコン値の変更もありだと思います。